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久慈ファーム シャルキュトリー

私たち久慈ファームが手間暇をかけて製造している「シャルキュトリー・トレトウール佐助」の故郷は、岩手県二戸市。四国4県にも匹敵するほど広大な岩手県の最北に位置する小さな町です。
人口わずか約3万人の二戸市の特徴は、まず雄大な自然が挙げられます。市内のほとんどが北上高地の懐に抱かれており、美しい自然がわたしたち久慈ファームの活動の拠点です。
次に食文化についても独自のものがあります。山間地で平地が少ないため稲作には向かない土地が多いため、アワ、ヒエ、キビといった雑穀栽培が盛んに行われてきました。二戸にはこうした雑穀を使った郷土料理がたくさんあり、近年は、その栄養価の高さから高い注目を集めています。
また、伝統的に畜産が盛んなことも二戸の特徴。牛、鶏、豚すべて揃う町は、畜産王国岩手の中でもそれほど多くありません。とくに養鶏と養豚は、二戸を代表する産業のひとつでもあります。

久慈ファーム シャルキュトリー
久慈ファーム シャルキュトリー
 
 山に抱かれた畑では、雑穀が実っています。
二戸の伝統的な風景です。
久慈ファーム シャルキュトリー
 
 山間部の畑で栽培された雑穀は、
減反地などで栽培されたものより
栄養価が高いとされています。

 
わたしたち久慈ファームの創業は昭和29年。岩手県北二戸の大自然の恵みを糧に、飼料や飼育環境など、養豚に関わることすべてにこだわりながら折爪三元豚・佐助を育ててきました。
現在では、生産から加工までのすべて自社で行っており、生命をいただく仕事に感謝と誇りを持ちながら日々の活動を続けています。
わたしたち久慈ファームが新たに手がける「シャルキュトリー・トレトゥール佐助」も生産者としての思いや、生命への感謝を届けるための商品です。
実はシャルキュトリーがフランスで生まれた背景には、家畜たちの肉を無駄にしないという思いがあります。今のように冷凍庫や冷蔵庫による保存ができない時代、いかに肉を無駄にせずに美味しく食べるかということは、家畜とともに暮らしていた彼らにとっては大切なことでした。その結果生まれたのが、内臓から皮まですべて部位を使い、熟成したり燻製させたりして長持ちさせるシャルキュトリー製造の技術でした。
常時約○頭の豚を飼育しているわたしたちもまた、一片の肉も無駄にせず、大切に美味しく食べていただくことを常に願ってきました。現地フランスに職人を派遣し、シャルキュトリー製造の技術を学ぼうと思った理由は、生産者としてのわたしたちの原点とシャルキュトリーという文化の背景が重なったからでした。
また、シャルキュトリーはフランスの伝統料理ですが、わたしたちが手がける「シャルキュトリー・トレトゥール佐助」は岩手で育まれ、日本の人たちに味わっていただく食べ物です。だからこそ、岩手でしか作れないシャルキュトリーというのが「シャルキュトリー・トレトゥール佐助」のコンセプトのひとつでもあります。まず取り組んだのは、雑穀などの地場食材の使用です。
そもそもシャルキュトリーは、地方地方のスパイスや食材を混ぜ込むことで独自の味を育んできました。それにならい、わたちたちの二戸の伝統食材である雑穀や二戸地鶏を材料に加えるなど、オリジナリティーを追求しています。また、調理器具に南部鉄器を導入するなど、岩手ならではの製造方法にもチャレンジしています。
岩手県北で佐助豚を育む久慈ファームでしか作れないシャルキュトリーをぜひ、ご賞味ください。

久慈ファーム シャルキュトリー
 
 久慈ファームの加工場では熟練の職人が
肉の個性を見極めながら、精肉加工を行います。
久慈ファーム シャルキュトリー
 
融点が低く、とろける旨みと称される佐助豚。
この特徴はシャルキュトリーでも
存分に味わうことができます。
久慈ファーム シャルキュトリー
 
 本場フランスで学んだ職人が
久慈ファームの加工場でシャルキュトリーを
ひとつづ手作りで製造しています。
久慈ファーム シャルキュトリー
 
 焼きあがったばかりのパテ・アン・クルート。
二戸地鶏と佐助豚のハーモニーを
楽しめる自信作です。